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Author::
ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
街歩き
小川町 街歩き

大型連休の最終日、小川町の街歩きに行ってきました。

小川町といえば ‘和紙’と思っていましたが、古くは武蔵絹として栄えた小川裏絹がありました。
小川町の南を流れる槻川の水質と風土が京都と非常に似ているという条件にも恵まれて、
「もみ」とよばれた紅絹の加工を成功させ、その技術を基に、さらに織機の改善や技術向上を重ねて、
自家生産による繭から生糸織物の家内工業として発展してきました。

そして今は有機農業で知られる小川町があります。
有機農業の先駆的存在で、全国から栽培方法の勉強に訪れるところでもあります。

そんな小川町は川越にも負けないほどの蔵がたくさんありました。
  RIMG0626蔵a
  RIMG0624民家a
  RIMG0662a.jpg
  RIMG0663蔵a

良い気分で蔵の街並みを見て歩いていたら突然の雷雨です。
この板塀の先にある住宅の見事なこと!
なんと、そこで雨宿りをさせて頂きました。
  RIMG0630塀a
  RIMG0634伊藤家a

その昔は絹糸を扱う問屋だったというこのお宅。
明治期に銀行家として活躍され、小川町の歴史を語る時欠かせない存在の小川家でした。
写真は遠慮しましたが、明治中期に建てられたという離れは
黒柿の床柱や精緻な書院の障子、廊下の床は欅の一枚板という豪華さでした。
そんなすばらしい住宅で濡れた体を休ませて頂けたのは幸せな時間でした。

ところで、和紙で知られる小川町ですが、
‘小川町和紙体験学習センター’というところがあります。
ハガキ大の和紙を漉くことを体験できる場所は他にもたくさんありますが、
ここは二三判(約60cmX91cm)の和紙を漉く行程を中心にして、
手漉き和紙作りの流れを体験できます。
  RIMG0668紙すきa

さらに、通常の短時間の紙漉き体験よりも、もう一歩踏み込んだ形の体験学習教室を開催しています。
どんな体験学習か、詳細は小川町和紙体験学習センターにお問い合わせ下さい。
そんなすばらしい事業を行っているセンターですが、
残念なことに建物の老朽化は進んでいます。
  RIMG0672和紙センターa

すばらしい和紙の里なのに、和紙センターがこの状態では悲しすぎます。
町が動くのが先か、ボランティアが動くのが先か、
和紙の歴史を継承して行くために、この建物も再生していきたいものです。

そして最後に、小川裏絹に貢献した槻川に掛かっていたこいのぼりです。
  RIMG0666こいのぼりa
前日までの大雨で増水した川の上を、ゆったりとに泳いでいました。(kei)



浸透マス
浸透マス

おばあちゃんの家の庭には外流しがあります。
畑から採ってきた泥付きの野菜だけでなく、汚れた物は何でも洗い、とても便利に使っていました。
しかし外にある水道の排水は下水道に流すことができないためそのまま庭にながしていました。

浸透マス1

たくさんの洗い物をすると足元が水浸しになります。
そこで流しの後ろに浸透マスを設置しました。

浸透マス2

穴を掘り砂利を敷いてその上に小さい穴がたくさん開いた浸透マスを置き
周囲にも砂利を入れ埋めました。
水を流すとみるみるうちにその穴から土に浸透していきます。
これは便利です。

浸透マス3

設置してから1年半たちました。
久しぶりにフタを開けて見ると..。

浸透マス4

詰まった排水管のように流れてきた水が上の方まであがってきます。
大きなゴミは入っていないのですが砂利が汚れて黒くなっています。
泥や洗い物のかすがヘドロのようになっています。
少しにおいもします。
そこで上の方の砂利を取り出して洗ってみました。

浸透マス5

ちょっと洗っただけなのですがすっかりきれいになりました。
砂利を元に戻し水を流してみると最初の頃のようにさっと吸い込まれていくようになりました。
何でも手入れが大切なのですね。

自分の家の排水や雨水はどこに流れていっているのか、
どこにどんなマスが設置されているのか、御存知ない方も多いと思います。

公共下水道が完備されている地域では、
台所、洗面、トイレの排水は公共下水道にながされています。

雨水も下水道や道路の側溝に流すことができる地域もありますが
多くの市町村では雨水対策として自分の宅地の中で処理するように決められています。

屋根からの雨樋の先に浸透マスを設置し、その中で雨水を浸透させます。

大雨で浸透マスで処理できない時
オ−バ−フロ−だけ公共の管に放流できる地域もあります。

排水のことはとかく無頓着になりがちです。

宅内のマスのフタをたまには開けて、何のマスか、
どこにつながっているのか把握することも大切かと思います。

浸透マスや排水溝などの掃除もたまにはしてみてください。
見えないところに暮らしの汚れが溜まっているものです。(ナ)



住宅なんでも相談室
住宅なんでも相談室(無料)のお知らせ

やっと、本当にやっと暖かくなって春らしくなってきました。
きっとあちこちで桜が満開になっているでしょう。

そして新一年生や新社会人の初々しい姿もあちこちでみられます。
朝の時間が早くなったり、子供の独立によって家の中がさみしくなったり、
生活のパターンが変わる時期でもありますね。

こんな時がリフォームや模様替えのチャンスです。
カーテンを変える、家具の移動をする、
思いきって夫のコーナー、妻のコーナーなどを造ってみる・・・など・・・
いろいろ楽しいお話が出来ますので、是非お話にお出かけ下さい。

      第26回 住宅なんでも相談室(無料)
            4月12日(木) 10:00~12:30 
            くらぶルーム暖 一階和室

くらぶルーム暖案内図

耐震補強のことも気になりますね。
南海トラフによる地震の想定は衝撃的な数字が並んでいます。
「千年に一度」の最大級の地震を想定しているわけで、
近いうちに起るという予想ではありませんが、
心の準備と安全対策、避難方法の確認は必要です。

さいたま市では昭和56年5月以前に建てられた木造住宅について
無料の耐震診断をしています。
さらに、耐震補強工事には最大120万円の助成金があります。
また、建替えた場合にも最大60万円の助成金があります。

いくつか条件もありますので、どうしたら良いかなと思案中の方、
どうぞご遠慮なくお出かけ下さい。(kei)




トイレの引き戸とテスリ
トイレの引き戸とテスリ

Mさんの高齢のお母さん、
元気に歩いていたのですが体調をくずしてからは
ちょっとしたことでもよろけるようになってしまいました。

薬のせいもあり夜、何度も、トイレに行くのですが
そのときが一番危険です。

トイレは片開きドアで中にも外にもテスリはまだ付いていませんでした。
日頃から気にはなっていましたがそのままになっていました。

日頃から日曜大工でいろんな物を造っているMさん、
「ここにつかまるところがあるといいんだけど」というお母さんの一言を聞いて
すぐにテスリを付ける事にしました。
早速テスリ棒と取り付け金物を購入しました。

テスリ1

壁はボ−ドの上にビニ−ルクロスが貼ってある弱いものです。
注意深く壁の中の間柱などの位置を確認し、ドアの外と中に縦のテスリを付けました。

そして便座の横には長めの横手スリを少し高い位置に取り付けることにしました。

テスリ2

注意深く壁の中にある桟の位置を見つけテスリを取り付けるための受け材を
縦にしっかり留めました。
受け材があるので横手スリはお母さんの使いやすい高さにいつでも調節できます。

お母さんはきれいに付いたテスリを見てこれで安心してトイレに行けると
とても喜んでいます。

しかし開けた片開きのドアに時々ぶつかっている様子。
ドアも引き戸に替えたほうが安心です。

お母さんが病院に行っている間に替えることにしました。

役にたたない物入れの引き戸が何とか使えそうです。
サイズが少し合わないのですが硝子部分もあるので中の気配を感じ取る事もでき、
戸車も付いてるので取り付けは簡単そうです。
レ−ルを準備しました。

お母さんが病院に行く日、出かけるとすぐに
床にレ−ルを取り付け上部には細い角材を鴨居の溝のように付けました。
引き戸はドアより少し高さが低いので上の方に隙間ができますが
取り付けた角材でうまくふさがりました。

引き戸1

ドアの色が少々合わないのですがすぐに工事することを優先しました。
引き戸には彫り込み引き手が付いていますが小さいので、
Mさんは残っていた角材を削って大きな引き手も作って取り付けました。

引き戸2

帰って来たお母さんはドアが引き戸になっているのを見て
「大工さんでなくてもこんなに上手にできるの。」とびっくりしていました。

引き戸3

引き戸になったことで夜は開けたままにしておくことができ
ドアにぶつかることなく安心してトイレに行くことができるようになった
と嬉しそうです。

壁に付いていたタオル掛けを引き戸に付けました。
開けたままトイレに入っていても
誰か来たときにはタオル掛けを押して簡単に閉めることもできます。
早速活用しているようでした。

引き戸4


最近はいろいろなテスリ棒や取り付け金物が手に入るので
簡単に付ける事ができるようになりました。
工具ものこぎりとドライバ−だけです。
高齢の家族が壁や家具に手をかけることが多くなったら
テスリを日曜大工で付けてみてください。

家族で取り付けができると使いやすい位置に移動したり
できるので便利です。
ただ、壁の中の柱や間柱にテスリの金物や金物を受ける板を
しっかり留める事が大切です。(ナ)


安心・安全
安心・安全の考え方

6年ぶりという寒冬のなか、わが家の梅が去年より1ヶ月も遅く、
やっと先週あたりから満開になりました。
梅


大震災から一年。テレビも新聞も様々な形の特集を組んでいます。
直視できない映像もありあすが、
子供たちのけなげな様子に涙を押えきれない場面もあります。

全く様変わりしてしまった故郷の地をどう再生していくかは、
ものすごく難しい問題です。
私達建築に携わるものは、どうしたら望ましい地域型のまちづくりに貢献できるのか、
速やかに学習し、実践していかなければなりません。
そして、子供たちを信頼して応援していかなくては、と思いました。

大震災後、4年以内に震度7の地震が起きる可能性が70%の確率である、
という予測が出されました。
震度7というのは最大級の揺れということです。

さいたま市のホームページに「防災・気象情報」というサイトがあります。
そこへ行くと「危機管理指針」や「地域防災計画」などから、
想定される地震、揺れやすさマップが見られます。

ご自宅がどの辺りにあるのか、どんな被害が想定されているのか、
それを確認して対策を立てておくことをお勧めします。

さいたま市では昭和56年5月以前に建てられた木造住宅について
無料の耐震診断をしています。
さらに、耐震補強工事には最大120万円の助成金があります。
また、建替えた場合にも最大60万円の助成金があります。
それぞれいくつかの条件がありますので、さいたま市建築総務課までお問い合わせ下さい。

もちろん私達Weもご相談をお受けしています。
次回の無料相談会は
   4月12日(木) 10:00〜12:30 
             北浦和のくらぶルーム暖
  です。

どうしたら良いかなと思案中の方、どうぞご遠慮なくお出かけ下さい。(kei)