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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
家のメンテナンス
「屋根材は瓦、コロニアル、ガルバリウム鋼板の中で何が一番長持ちしますか?」
と最近、聞かれました。

瓦は利点がいろいろあって、長持ちもしてとても良いのですが.
.重いということから、地震対策のために、最近はあまり選ばれなくなって
きてしまいました。

最近はコロニアルやガルバリウム鋼板が主流になっているように思います。
各メ-カ-のカタログでは長期間メンテナンス不要とあったりしますが
家の建っている場所や状況によって傷み方も違いますので

何年、もつか一言で答えるのはむずかしいものです。

長持ちには、やはりメンテナンスが重要です。

外壁の継ぎ目が、がさがさになってきたとか、屋根の色が変わり(特に北側)
こけが生えてきたように見えるとか木の部分のペンキがはげてきたとか
気になることが出てきたら、塗装などメンテナンスをしましょう。

金属製の屋根の塗装は不要と思っていたり、費用節約のために、まだ見た目が
大丈夫そうなので外壁だけを塗装し、屋根はその次の外壁塗装の時に..という方もいます。
時が経つにつれて急に傷みが進み始めると言うこともあります。
できれば全体を一緒にメンテナンスする事をお勧めします。
これから冬に向かいます。雪止めなどの対策も一緒にすることもお勧めします。
家のメンテナンスをしっかりして長持ちさせましょう(ナ)

台風の被害
今年は大きな台風が何回もやってきました。
台風による被害はありませんでしたか?
こちらに向かってくる台風進路をみて、
我が家は大丈夫だろうかとても心配でした。
はらはらドキドキしながら、台風が通り過ぎるのを待ちました。
台風24号の過ぎ去った後、周囲を見渡して見ました。
庭にどこかの家からコンテナボックスが飛ばされてきていましたが、
我が家も、近所も大きな被害はないように見えました。
念のため自宅の屋根に上がって点検をしましたが
屋根や雨樋に被害はありませんでした。
しかしそこから周囲の家の屋根をみると
瓦が飛ばされ被害を受けている家があることがわかりました。
台風1

たくさんの瓦が飛んだわけですが、その瓦で周囲の家が
被害を受けなかったのは幸いでした。
瓦が飛んだ家は築40年くらい経っている家です。

古い家だから被害に..というわけでもないようです。
そのお隣の家は築数年ですが
片流れの屋根のてっぺんの部品が飛ばされていました。
新しくても、風の向きや強さで被害が出てしっまたのでしょうか。
しばらくして見ると、瓦の飛んだ家の屋根は、修理されていました。
台風2

しかしそのお隣の家はなかなか修理がされません。
屋根屋さんも忙しく、すぐに補修をしてもらえない場合もあるようです。
最近になりやっと修理が始まるようです。

我が家は屋根に上がることができるようにしてありますので
被害がないのを確認できました。

しかし簡単に屋根に上がれるようになっている家は少ないと思いますし、
また、慣れないところに上がるのも危険です。
庭から屋根の上を確認するのも難しいものです。
雨漏りがしてはじめて被害に遭ったことに気づく場合もあるようです。
周囲で屋根が見えそうな所を探して、みてみることをお勧めします。
小さな被害でも手当をすることで次の被害を防ぐことになります。

瓦が1枚とか小さな被害の時はだれに頼んだらよいか悩ましいものです。

知人から、前回の台風で使っていない屋根のテレビアンテナが傾いてしまったので
撤去を誰に頼んだらよいかとの問い合わせがありました。
電気店に依頼すれば対応してもらえると思います。
しかし、最近はすぐに頼める電気店もなかなかありませんね。
新たに電気製品の購入の予定でもがあれば大きな電気店に依頼がしやすいのですが
撤去だけでは、頼みづらい様子でした。

そこで便利屋さんに見積もりをとってはどうかと
アドバイスし、良く名前を聞く、お店をお知らせしました。
見積もりをとることで値段だけではなく、対応でどんなお店かチェックできます。
数日後、便利屋さんに無事にアンテナを処分してもらったとの
連絡がとどきました。
次の台風の予報もあったので、その前に撤去でき、ほっとしている様子でした。
便利屋さんをちょっとしたことで上手に利用している方もいるようです。
おなじみのところがあるとちょっと困ったとき、お願いできて便利かもしれませんね。ナ)


地区計画
最近、建物の新築にあたり、確認申請を出す前に
地区計画の申請をすることが多くなりました。

町の環境悪化を防ぐために行政が地域に規制をかけます。
分譲地の一戸の敷地面積の最低限を決めたり、建坪率や容積率を決めたり
道路境界や隣地境界からの空き寸法を制限したりします。

その他にも景観に配慮した規制などもあります。
建物の外壁の色は落ち着いた色にしなければならないと言ったもです。

皆さんも自分の住んでいる地域、または周辺の地域にどのような
規制がかかっているのか、またそれによって環境が良くなっているのか
住みやすくなっているのかちょっと興味をもって周囲を
見ていただくことも大切かと思います(ナ)

エアコンの音と24時間換気扇の話
エアコンの音と24時間換気扇の話

前回、息子が借りた賃貸ル-ムの面積のお話をしましたが、その後は?

引っ越しを済ませ、部屋のエアコンをかけたところ、がたがた音がし出したとのこと。
管理会社に話をしたところ、「そんな物ですよ!」と言われたとのこと。
「そんなものなのか?」と息子から連絡が来ました。
エアコンからがたがた音がしては困ります。
詳しく聞いてみると浴室やトイレの換気扇をつけると
音がひどくなるようです。

原因が想像できました。
密閉された部屋の空気が足りなくなるのが原因に違いありません。
息子に「部屋の給気口が閉まっているせいだと思うので
開けるように」と伝えました。

最近の住宅は24時間換気扇を付ける事が法律で決まっています。
その名のとおり、24時間換気扇が作動し、ゆっくりですが部屋の換気をしているわけです。
24時間換気扇で部屋の空気を外に出しているわけですから、
その分空気をどこからか取り入れなくてはなりません。
必ず取り入れ口(給気口)があるはずです。

給気口は開閉できますが24時間換気扇が作動していますので
開放しておく必要があります。
浴室やトイレの換気扇が24時間換気扇となっている場合が多いです。

息子が以前の部屋に住み始めた時にも、浴室の換気扇のスイッチを切っても音がすると
の問いに、24時間換気扇が弱い状態で作動しているという事を
説明したことがありました。
そのときの給気口は腰窓の下の壁に付いていました。

今回、いくら探しても、前のような給気口はないとのこと。
そんなはずはありません。

引っ越し後、片付けの手伝いに行き、エアコンをつけ、水回りの換気扇の
スイッチをいれると
話の通りエアコンが、がたがた音を出し始めました。
こんなに大きな音がしたのでは困ります。

よく探してみるとエアコンのすぐ下に四角いパネル状の物が2個、あります。
小さな字で給気口の使い方と書いてありました。
押してみると、蓋が少し持ち上がり、風が入ってきたのがすぐに感じられ、
音もぴたりと止まりました。

給気口

給気口は24時間換気扇から遠い部分に取り付け、部屋全体の空気を循環させるように
なっているのですが、それがたまたまエアコンの下でした。
エアコンからは、冷やされた空気が出てきますがそのすぐ下に
外の暖かい空気が入る給気口があるので、閉めておきたいところですが
常時開けておくように息子には伝えました。
これで音の事も解決しました。

管理会社の人も部屋の事をすべて把握しているわけではないのですね。
最近は給気口も目立たないようなデザインになっています。
台風などの時以外は開けておいてくださいね。
閉めたままにしておくと密閉の良い部屋では、24時間換気扇が
有効に働かなくなるだけではなく、
今回のようなトラブルがおきたりします。
自分の家なのに知らないこと、気づかず見逃していることもあるものです。
時々家の中を点検してみましょう。(ナ)

賃貸ル-ムの面積の話
皆さんも賃貸の部屋に住んだことがあると思います。
部屋を探すとき、不動産屋のチラシを見て場所や部屋の間取り、全体の広さ、
値段などを調べ、条件に合った物を探します。
良いと思ったら実際の部屋を見せてもらい、気に入れば賃貸契約となると思います。

図面には主になる部屋が6畳とか8畳と書いてあり、
部屋全体の大きさは・・㎡と書かれています。
この部屋全体の広さが記載されたものと実際が違っていることがあるのですね。


間取り図面には細かい寸法は書かれていません。
部屋全体の広さは建物や隣の部屋との境の壁の中心を測って出しますので、
部屋の内側を測って出した広さとは少し違ってきます。

しかし大きく違うことはないはずです。

部屋全体の広さで値段も違ってくる訳ですから、とても大切です。
実際の広さとチラシに書かれている数字が大きく違っては困ります。
今までそんな違いを疑ったことはありませんでした。
しかし今回、息子の部屋探しでおおきな違いがあることがわかったのです。

息子が借りている部屋の契約更新が迫り引っ越しをすることになりました。
今までの部屋は洋間が6、7畳でキッチン、洗面・脱衣と浴室、そしてトイレが
それぞれ独立していて、とても使いやすい間取りでした。
駅からも近くて良いのですが日当たりが悪く、バルコニ-もないので
洗濯物は室内干し。そのため部屋に湿気がこもりすぐにカビが生えてしまいます。
部屋全体の広さは25㎡ほどでした。

引っ越し先はバルコニ-に洗濯物が干せて、日当たりが今より良いところ
そして、もう少し洋間が広くというのが希望でした。

見つけた部屋は変形ですが洋間10畳、バルコニ-もきちんとあり、1階ですが
南西向きで日当たりも良さそうです。
部屋全体の広さは33㎡です。
値段も高くなりますが今までの部屋よりずっと広いはずです。
会社からは少し遠くなりますが、駅から近く、通勤にも問題もなさそうです。
見に行くと部屋の玄関ドアがエレベ-タ-の隣でちょっと気になりますが
鉄筋コンクリ-トづくりでエントランスなども広くすっかり気に入ったとのこと。

ただ、どの部分をみても今までの部屋より広くなったように感じがしないとのことでした。
本当に33㎡あるのか、不動産屋に訪ねると、あるでしょうとのこと。


疑問は残っていますが、全体的に気に入ったことと住んでいる部屋の更新が
迫り、引っ越しの準備を始めてしまったこともあり、
私たち親が保証人となり急いで契約を済ませました。
鍵をもらって再度部屋の中をよく見て..もやはり狭いと感じたようです。
管理会社の人に33㎡あるか訪ねると、あるとのこと。
今まで狭い部屋をいかに使うか苦心していたので今までの部屋から考えて
それほど広くはなっていないとだんだん確信を持っていったようです。

洋間の内側の縦横の寸法を測り、間取り図に記入した物を
私たちにメ-ルで送ってきました。
その寸法から全体の広さを推測してほしいと..。


私たちも仕事柄図面は見慣れています。
細かい寸法はありませんが息子の測った寸法が正しいということで
推測すると、どう見ても27㎡程度しかないのです。

そこで息子に33㎡の測り方の根拠を管理会社ではなく仲介に入った
不動産屋に尋ねるように伝えました。

それでも確実な返答はかえってこなかったようです。
そのままの状況で引っ越しをしました。

その後片付けの手伝いに行き、部屋全体を私たちが計り直してみました。
正確な図面はありませんがどう測って見ても27,28㎡以上あるようには思えません。
33㎡からすると2割ちかくも足りません。これは大きな問題です。


洋間部分は以前より少し広くなりましたがそのほか、
キッチン、浴室、洗面にトイレが一緒で水回りはどこを見ても以前より狭いのです。
保証人であり、仕事柄、建物には詳しい私たちが不動産さんに交渉したいと思いましたが
息子が「専門の人に測ってもらったら部屋の広さは33㎡ないと言っている」と伝え
自分で交渉するとのこと。

その後「専門家に見てもらった..」ということも良かったのか不動産屋さんからやっと
建物の工事図面を取り寄せ部屋の寸法を確認するという返事がきたとのこと。

その結果全体の広さは26㎡でした。
大きな違いにびっくりしました。

間取り図面と感覚だけではなかなかわかりません。
息子の感覚に感心しました。

その後の息子の交渉に当たり不動産に詳しい知人に相談したところ、似たような事例の
話を聞きました。
契約が終わりすでに引っ越しを済ませた賃借人が部屋が狭いのに気づき契約解除となり、
新しい部屋が見つかるまでの部屋代、引っ越し代等すべてを負担してもらい
新しいところへ移ったとのこと。
面積の大きな違いはこのくらいしてもらえるほどの問題であるこ
とを息子に伝えました。

息子も事例を聞いて初めて大きな問題なのだと気づいたようです。
新たに広い部屋を探して事例のように引っ越しを希望するのか、
このままその部屋に住むのか。


そのまま住む場合は部屋の広さ相応の値段にしてもらわなければなりません。
息子は引っ越しも済み、狭いながらも住み心地は以前より良さそうなので
このまま住む方向で交渉したいようです。

部屋の面積は2割足りないのですから家賃を2割引いてほしいところです。
しかし、他の部屋やいろんな条件から見て無理かと思います。
管理費の3000円の値引きを提案してくると予想しました。
それでは同じ階の同じ㎡数の部屋とほぼ同じ値段です。
息子の部屋はエレベ-タ-の隣ということのほかにも条件の悪い部分があります。
値引きを強引に要求すると、引っ越しを提案される事もあります。
どうしたいのかしっかり考えて交渉するようにアドバイスしました。

実際に3000円の値引きを提示してきたようです。
最終的には5000円値引きとなったようです。
2割引きにはほど遠いのですがよく息子もよく頑張って交渉したと思います。
どきどきしたと話していました。

そのほか何カ所か不備な部分もありましたので、
すぐに管理会社に伝え、直してもらうようアドバイスしました。

皆さんも賃貸の部屋を借りる場合、付帯設備だけでなく部屋の広さも
今までの部屋と見比べてみることをお勧めします。
小さな違いはわかりませんが大きな違いはだんだんわかってきます。

不動産屋の人も管理会社の人も実際の部屋を測ったことはなくチラシだけで
判断していますので面積に疑問があるときは建物図面で確認してほしいと
伝えてください。

それから引っ越しをしたらすぐにチェックをし、不備と思われる部分は管理会社に伝え
直してもらいましょう。
気になる部分は写真を撮っておくことをお勧めします。(ナ)