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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
最近の相談から
24時間換気システ

12年前、24時間換気システムがついた建売住宅を購入された方からの相談です。

24時間換気システムの説明を受け、これは24時間つけっぱなしにしておかなければなりません、
と言われ、その通りにしてきたそうです。

12年経って、換気扇の音がうるさくなってきたので交換しようと、
近所の設備屋さんに工事を依頼したところ、換気扇の出口が無いと言われたそうです。

24時間換気システムとは、室内の空気をファンなどの機械を使って
2時間に1回、家じゅうの空気が入れ替わるよう計画的に換気して、
24時間、常に新鮮な空気を維持するためのシステムです。


このお宅では、家の中だけで空気をかき回していたということになります。

売り主の工務店に抗議したところ、「床下に抜けていくからいいんです」という説明だったそうです。
それはおかしいのではないか、と相談に見えました。

当然おかしな話です。床下に向けて換気扇があるわけでもなく、
床の隙間から床下に抜けるなんてあり得ません。
もし床に隙間があったら、むしろ床下の湿った空気が中に入ってきてしまいます。

このシステムには3種類の換気方法があって、この家の場合第3種ということだったので、
排気口に換気扇をつけて強制的に排気し、給気口からは自然の外気が入ってくるという仕組みで、
住宅などでは最も一般的な方法です。
その排気口がなかったわけです。
居室から廊下への換気扇はあっても、最終的に外に出す換気扇がなかったのです。

住宅の高断熱高気密化にともない、化学物質によるシックハウス症候群の増加が問題になりました。
そこで、2003年に建築基準法が改正され24時間換気システムを設置することが義務づけられました。


工務店と話し合った結果、室内に設置されていた古い換気扇を交換し、
新しく排気用の換気扇を設置してもらいました。
そして、12年間換気扇を回していたために消費されたであろう電気代を
想定して払ってもらうことで決着しました。

この電気代はわずかなものですが、これを支払ってもらうことで、
相談者の方も納得されたようです。

今回の場合、工務店のミスが目に見える形ではっきりしていたので
スムーズに解決することができました。

これが、経年変化や劣化するもの、目に見えないものなどはなかなかうまくいきません。
工事中に写真を撮っておくこともトラブルを減らす方法の一つです。(kei)

気になる屋根工事
気になる屋根工事

今年の冬の話ですが...

近所に5軒、同じ時期に同じ会社によって建てられた住宅があります。

その中の1軒のお宅が現状のコロニアルの屋根の上に金属系の屋根材を重ね葺きしました。

なぜ屋根工事をしたのかな?..と気になりました。

なぜそう思ったかといいますと

そのお宅は1年半程前に外壁と一緒に屋根を塗り替たばかりだからです。

その塗装された屋根の上に下地を造り、防水紙を張り、金属の屋根材を張る重ねぶきです。

この工事で以前はなかった屋根の雪止めが付きましたが見た目の雰囲気はほとんど変わりません。

工事前
工事前

工事後
工事後

足場の設置、取り外しも含め10日間程の工事でしたが

屋根の重ねぶきの工事は2日間、そして雨樋の取り付けで1日。

その早さにはびっくりです。

期間は少ないですがそれなりの費用がかかりますしやはりなぜと気になります。

前回の塗装と今回の屋根工事は同じリフォ-ム会社でした。

訪ねて行って理由を聞くわけにも行きません。

思い当たるのは..。

この冬、雪が降り、少しだけ積もったことがありました。

屋根に数センチ積もった雪がこのお宅だけ音をたててスベリ落ちました。

周辺で屋根の雪がスベリ落ちたのはそのお宅だけでした。

塗装したことで屋根のスベリが良くなり、雪止めもなかったことから

スベリ落ちたのではないかと想像できます。

スベリ落ちるのが心配で屋根の材質を変え雪止めを付けたのでしょうか。

塗装した屋根に雪止めを取り付けることもできます。

雨漏りでもあったのか、それとも金属屋根の方が雪が滑りにくい

という説明があったのか、金属系のデザインが気に入ったのか。

どのような事情で、塗装済みの屋根に重ねぶきをしたのか

いまだに気になっています。


家を長持ちさせるにはきちんとメンテナンスすることが大切です。

リフォ-ム工事の時はしっかり説明をしてもらい納得の上で

工事を進める事が大切です。(ナ) 

据え置き式手すり
据置式手すり

ちょっとした段差での転倒や入浴中の事故など

高齢の方の家庭内事故が増えています。

まずは段差をなくし、トイレなどに手すりをつけて..と考え

対策をされている家庭も多いと思います。

トイレや浴室以外では本人がまだ大丈夫ということで

何も対策をしていない場合も多いようです。

介護認定を受けている場合は担当のケアマネ-ジャ-さんなどに相談すれば

必要な住環境整備を工事まで進めてもらうことができます。

しかしたとえ小さくても工事となると計画をたてて見積もりをとって、それから工事

となリますのですぐにとは行きませんし、費用もかかります。

また、これからのことを考えると、どこまでどんな対策をしておくのが良いか迷うものです。

 我が家では要支援の認定を受けていた父のためにトイレの手すりなどつけて

対策を始めていましたが、イスから立ち上がるときにバランスを崩して

前に転倒してしまいました。

危険と思っていなかったところで転倒したので驚きました。

すぐに対策をしたいと考え、まずは福祉用具の据え置き式手すりを借りてためして

みることにしました。

福祉用具の方のお勧めの手すりが2,3日後には設置されました。

手すり1


また、夜間にトイレに行く回数が増え、ベットからの立ち上る時もふらつく事があると

わかりベット用も借りました。

手すり2

勝手口段差用も含め結局3カ所据え置き式の手すりを借りて設置しました。

手すり3


工事の必要がないので、すぐに設置してもらうことができますし

借りるので費用も安く、何より使い勝手が悪い場合はすぐに変更や、

返却ができるのでとても助かります。

置いてあるだけですがきちんと対策がされていて、ぐらつきもなく

高さも本人に合わせて調整してもらうことができます。

後日、介護の方にイスやベットを見ていただいたところイスは深すぎて立ち座りが難しい

ばかりでなく体が半分に折れて姿勢が悪くなるので適さないとのこと。

またベットは高さが高く、座ったとき足がきちんと床に着かず、

立ち座りの時、バランスを崩しやすいとのこと。

どちらも替えた方が良いのですがお気に入りなので

すぐに取り替えというわけには行きません。

まずは手すりをきちんと使ってもらいながら、取り替えた方が良いことを

説明して理解してもらうことにしました。

危険と感じたらすぐに対策することをお勧めします。

福祉用具もいろんな物がありますので専門の方にアドバイスをいただくことが大切です。

また公共の施設で展示してあるところも

ありますので見に行ったりカタログを見たりしておくと

いざという時に役立つと思います。(ナ)
最近の相談から
最近の相談から

2×4工法の遮音

二所帯住宅を建てて娘夫婦と一緒に住んでいるが、
孫の足音やその他の音に悩まされているという相談がありました。
前に住んでいた家は古くてもそんなことはなかったのにということでした。
施工者に相談して遮音ボードを張って補修したが効果はないということでした。

2×4工法でアパートを建てたが、
上階の音がうるさいという苦情が絶えない、というのもありました。

アパートのようによく知らない人が上階に住んでいると、
少しの音も騒音に感じることがあります。
また、生活の時間帯が異なるとゆっくりしていたい時に上階の人が掃除機をかけ始めたり、
子供の足音が煩わしかったりしますね。

子や孫であっても、具合が悪くて横になっていたり、静かにテレビを見ていたり、
という時にはやはりうるさいなあと思うことがあるようです。

2×4工法はその構造上の特性で、2階の床が太鼓のような状態になり、
音が反響しやすいのです。
遮音材を使うだけでなく、板張りの床をやめてカーペットにするなど、
音の出る材料を減らす工夫が必要です。

2×4工法と在来軸組工法とで何がどう違うのか、ということをしっかり調べましょう。
それぞれにメリット・デメリットがあります。

住まいに何を求めるか、どんな家に住みたいのかということを
家族みんなでよく考えることが必要です。
それによって構造も工法も決まってきます。
予算を決めてどこにどれだけ費用をかけるか、
無理のない予算を立てて悔いのない家を建てましょう。

6月にまた住まいの相談会を開催します。
メリット・デメリットをお知りになりたい方はどうぞお出かけ下さい。(kei)

在宅避難
「在宅避難」という言葉をご存知ですか?

さいたま市の木造住宅耐震助成制度も6年目に入りました。

古い家の耐震診断をしているといかにも危ないなと思う家があります。
昔ながらの家は南側の窓が大きく、耐力のある壁がほとんどありません。
また、北側はトイレや洗面所、浴室がならび、
それぞれに窓があるのでそこにも耐力壁がありません。
和室が多い家では襖で仕切られていることが多いので
内部にも耐力壁がありません。

風通しがよく、襖の開閉で部屋を使い分けることができるという
最大のメリットが、地震に対しては弱い家になってしまいます。

住み慣れた古い家の、既存の壁を補強したり新たに壁を造ったりして補強すると、
使い勝手は多少変わって不便に感じることがあるかもしれませんが、
何よりも安心感が増し、落ち着いて長く住み続けることができます。

耐震補強の補助金も当初は60万円でしたが今は120万円に増えています。
これによって耐震性の高い建物が増え、大地震でも自宅が持ちこたえ、
津波や水害、火災などの二次被害の危険性がない場合、自宅で「避難」してほしい、と
呼びかける自治体が増えています。

これを“在宅避難”と呼んでいます。
特に都市部では避難所の収容力に限界があり
在宅避難の備えが必要になってきています。

在宅避難にはいくつかのポイントがあります。
家具が倒れたり物が散乱しているかも知れません。
ライフラインが止まるかもしれません。
そんな環境で何日も過ごすことを考慮して
そのための環境づくりの工夫が必要になります。

落ち着ける空間づくりのためにはまず掃除でしょうか。
衛生への配慮は重要です。
家族だけで家にいると情報の不足が心配になります。
近くに避難所があれば情報の収集に行ってみましょう。
LINEの友達に助けられたという話もよく聞きます。
ネットにつながる手段があればかなり広範囲の情報が得られます。
食料や水については「家庭内流通備蓄」と言われる方法があります。

通常3日間の食料や水の備蓄を、といわれますが、
在宅避難では「1週間の備蓄」を考えてみましょう。
1週間分の備蓄は大変と思われるかもしれませんが、
冷蔵庫内の食料やパスタや麺類、缶詰め、レトルト食品などの買い置きで、
4〜5日分の食料はあるのではないでしょうか。
こうした食品や水を普段から多めに買っておき、それを普通に使い、
減ったら補充する、という方法で、1週間分の食料や水を備蓄します。
カセットコンロのボンベも備蓄しておけばお湯を沸かせるので
乾物のほとんどを食べることができます。

様子の分かっている自宅で「在宅避難」ができれば、
ずいぶんストレスが違うでしょう。

是非耐震補強をして在宅避難ができるような環境を作りましょう。(kei)