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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
妻沼聖天山
妻沼聖天さま

あけましておめでとうございます。

新しい年の始まりに、妻沼の聖天さまをご紹介します。
JR高崎線の熊谷駅からバスで25分。

〝妻沼〟と書いて〝めぬま〟と読みます。

御本殿の「歓喜院聖天堂」は埼玉県で建造物としては唯一の国宝です。
そして総門の「貴惣門」は国指定重要文化財です。

  貴惣門貴総門
       P1030269貴惣門2a

 1847年(弘化4年)起工です。
貴総門妻側屋根
  屋根の形が特徴的です。門の横に回って見上げてください。
    
    本殿正面
       外観
残念ながら彩色の補修工事中でした。
平成23年に保存修理工事は完成しているのですが、南側と西側は日差しが強いために
劣化が進み、再度補修をしています。
日光の東照宮にも負けない素晴らしい彫刻と彩色です。
    彫刻彫刻
       P1030293彫刻b
国宝なのにこんなにも近く見ることができます。
   子供達P1030294子供達a
   獅子舞P1030299獅子舞a

神様が囲碁をしていたり、子供達が楽しそうに遊んでいます。
彫刻の題材は平和そのものですね。庶民の祈りの表れのようです。
そして、ご本尊の妻沼聖天様は由緒の正しさでは日本最古の聖天尊像として知られ、
縁結びはもちろん、家内安全、商売繁昌、厄除開運、交通安全などの
霊験新たかということです。初詣に行ってみませんか?(kei)

深谷町歩き
旧七つ梅酒造

歴史ある造り酒屋の「七つ梅酒造」。
2004年に廃業しましたが、その敷地内の建物は様々な使われ方をしています。
空き家がどんどん増えている昨今、
人が住まなくなり傷みが進んでしまって崩壊寸前の建物も多く見られます。
そんな中、立派に再生して使っている例をご紹介します。
     七つ梅
1694年(元禄7年)から300年以上続いた造り酒屋です。
廃業後に、残された建物を “NPO法人 住まいとまち創り集団 木犀”が調査に入り、
耐震補強と最小限の改修をして店舗や映画館として使われています。
     七つ梅
     七つ梅
     七つ梅
     七つ梅
深谷シネマは市民投票で上映作品を決めているそうです。

     七つ梅
古本屋さんでは新刊を除く約5000冊の本が市民の寄贈ということです。
2階では寺子屋も開講しています。

母屋、酒蔵、煉瓦倉庫などが市民や観光客の新名所として
生き生きと再利用されています。

深谷市内の再開発が進み、広い都市計画道路が縦横に走り、
深谷産の煉瓦で作られた建物が次々となくなっていることが残念です。
七つ梅酒造の跡地は歴史遺産として、立派に再生・活用されていることに
感謝し、運営している人たちに拍手を送ります。


深谷商業高校

次は国登録有形文化財の保存・再生です。
     深谷商業
大正11年に建築された埼玉県立深谷商業高校です。
校歌には「巍峨壮麗の2層楼」とうたわれた和洋折衷の総二階建。

平成23年に大規模保存修理工事が始まりました。
修理前の外壁の色は白に近い肌色で、窓枠は煉瓦色でした。
保存修理にあたり、現場で外壁の塗膜を削り落としてみたり、
竣工時の白黒写真をコンピューターでカラー解析した結果、
創建当初の色はライトグリーンの濃淡の組み合わせであることが判明しました。
今はコンピューターでそんなことがわかるんですね。
当然、創建当初の色で復元されました。

大正12年の関東大震災や、昭和に入ってからのたび重なる大地震で、
公共の建物は耐震や不燃化など安全性が求められ、
木造の記念館などは積極活用がされなくなっています。

そんな中、同窓会を主軸とした学校関係者による保存活動が始まり、
「地域の文化・歴史を知るうえで貴重な遺稿」という学術的評価がなされ
国登録有形文化財の指定を受けることができました。
     深谷商業
     深谷商業

この建物は今も教室や記念館として使われています。
こういう建て物で勉強している生徒たちをうらやましく思います。(kei)

見学会
見学会 Part2

前回ご紹介した川口市のN邸の続きです。
移築をしたいという話もありましたが、
鉄筋コンクリート造の部分があるので全部の移築は難しく、
木造部分で再利用できる部材や建具などがないか再調査することになりました。

また、データで残しておこうと実測もしました。

    3Dスキャナー

    DSCN0035室内c

昔は、実測といえば実際に寸法を測っていたのですが、
今はこんな便利なものがあるんですね。
三次元スキャナーです。
レーザーを照射して壁面の座標データを取ります。
それを専用のソフトで合成し、図面化します。

    P1020890アップb
中央に球状のレンズがあります。

    P1020894庭d

中央のレンズが360度回転して、目に見える範囲はすべて測れます。
逆に言うと、近くでカメラの様子を見ていると、
その人も映って計られてしまいます。

また、人の目の高さで見える範囲を測っているので、
見えない屋根の上などは近くの高い建物のバルコニーなどを借りて測ることになります。
今回はそこまではしませんでしたが、そこまでやると模型も作れるそうです。

外周全部と、内部の各部屋全部をスキャンして、三日間で終了しました。(kei)


年始
     
      明けましておめでとうございます。
     
      酉

今年も穏やかなお天気で新しい年が始まりましたが
建築界は何かとかしましいようです。
噂に惑わされず、しっかり仕事をしていきたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年末、新潟県長岡市に行ってきました。

長岡といえば夏の花火を見に行った人も多いことでしょう。
今頃の長岡は寒いだけで何も見るところがないのでは・・・
と思いつつ、それでも行ってきました。

 蒼柴神社蒼柴神社

蒼柴(あおし)神社です。
雪に備えて拝殿の上部は透明のアクリル板で囲っています。
周囲の回廊は全て板囲いがしてありました。
    山門山門

    参道参道
 
雪の多い地域ですから雪囲いは当たり前なのですが、
石灯籠や狛犬にも簡単な雪囲いがしてあります。
なぜかと思ったら、鬱蒼とした林の中、雪の塊が落ちてくるのですね。
雪の塊が石灯籠に当たると石が欠けてしまうようで、
それを防いでいるのだそうです。

数日前に降った雪が少し残っている程度で、
これから本格的な雪のシーズンに入りますが、
あまり雪の降らない浦和に住んでいると、
雪深い地域の生活がなかなか想像できません。
それでも屋根には雪止めの金具がこれでもかというほど沢山ついているし、
1階の屋根から2階の屋根に上るための梯子が備え付けてあるのを見ると、
やはり雪国は大変だろうなと思います。

 
   信濃川信濃川

これだけ川幅が広くても、この時期の信濃川はそれほど水量が多くありません。
桜の時期には雪解け水で大河というほどになることでしょう。

その頃もう一度来たいなと思いました。(kei)


さいたまトリエンナーレ
トリエンナーレ2016 Part 2

さいたまトリエンナーレ2016も終盤になりました。
みなさま、どこかへ行かれましたか?

この芸術祭のシンボルの花「息をする花」は、現在さいたま芸術劇場のホールにあります。
吹き抜けの上から見下ろすと見事に輝いていました。
息をしているようにゆっくりと膨らんだりしぼんだりしています。
 
息をする花花1
       花2
一階に降りて横から見ると直径4メートル、高さは約2.5メートルの大きな花が
ダイナミックに揺れている様は圧巻です。


建物の中に入り回廊の上を見上げると、
カラフルなオブジェがずらっと連なっています。
ハッピーハッピーハッピー1
           ハッピー2
プラスチックの日用品がしっかりアートになっています。
かごやバケツ、トレー、保存容器など、
こんなにカラフルなものが家の中にあるんだなと驚きです。


次は「旧部長公舎」です。
武蔵浦和の駅から別所沼に向かって続く花と緑の散歩道。
その途中、ほぼ真ん中あたりで東の方に坂を登って行くとあります。

部長公舎って何?って思いましたが、かつて国から県に出向してきた
職員の宿舎だったところが今は空き家になっているそうです。

   外観外観1
   夕景P1020592夕景a
高台にあるこの公舎の広いバルコニーからは遠くに新幹線も見えます。
かつてここは海岸線だったそうで、建物の中で海が存在した証や、
この地の記憶が再現されています。
   障子障子
      障子

他の公舎では鉛筆で書かれた壁の絵を来館者が消ゴムで消していくという
ドローイングパフォーマンスが開かれています。
     消ゴム
     消ゴムa
     P1020599消ゴムc
作者の鈴木桃子氏が描いたものを来館者が消していく・・・
それを繰り返して最終的に何もない空間、形のない宇宙に帰るように消える・・・
宇宙の壮大な生命のサイクルを表す・・・
よくわかりませんが不思議な空間でした。

岩槻でもたくさんの場所で様々な展示やパフォーマンスが行われています。
会期は11日の日曜日まで。

お天気も良さそうなので、最終日に岩槻まで行ってみようと思っています。(kei)