プロフィール

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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
レンガを敷いてみました
花壇がレンガ積みになっていたり
庭にレンガがきれいに敷かれているお宅を見かけます。

積み上げるのは少々難しそうですが敷くのなら家族でできるのでは..、
とやってみた方、これからやってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

レンガもいろいろあります。
よく見かける赤茶色のもの、角がかけてアンティ-ク調のもの、
耐火レンガ、国の名前が付いたものなど様々です。

今回はおばあちゃんの家の勝手口の軒下に敷いて見ることになりました。

敷く場所に合わせて色、形、寸法、厚みそしてレンガの強度なども選ばなくてはなりません。
サイズは20㎝x10㎝のものが多いようですが、一回り大きいものや一回り小さいもの、
また、それぞれの半分のサイズのものなどがあります。
厚みも3センチ位から、5、6センチまでこれまた様々です。
同じ製品でも焼き方でサイズや色にむらがあり少しづつ違っていますが
それがレンガの特徴なのでしょうね。
そのサイズの違いを下地の砂で調整しながら敷いていきます。

それから選ぶとき一番大切なのは予算です。

敷く範囲が狭いので安く仕上がると思ってしまいますが意外とたくさんのレンガが必要です。
10㎝X20㎝のものですと1㎡敷くのに50枚です。

レンガ2

おばあちゃんの軒下は約8㎡ですから400枚必要になります。
1枚100円のレンガなら4万円、300円なら12万円..。

今回は勝手口に家族で敷くのですから、何しろロ-コスト重視です。
現状の段差を考慮し、厚みが4から5㎝で強度があり、安い物という条件でを探しました。

10㎝X20㎝、5㎝の厚さで1枚78円のペイブレンガというのを見つけました。
それがたまたまバ-ゲンで1枚49円になっているのを見つけたので決定です。

レンガは1枚2キロあり400枚を自分たちで運ぶのは大変です。
1パレット(お店に積んである一山)420枚を買い、配達してもらいました。

レンガ3
トラックで運ばれてきました。

レンガ1
これが1パレット分のペイブレンガ420枚です。

敷くのを専門の方に頼むと、レンガの厚みより5㎝くらい深く掘って
下地からしっかり調整し、モルタルなどを混ぜた砂などでレンガも固定するようです。

今回は、段差とレンガの厚みがほぼ同じなので現状の土を平に均し、
その上に簡単に置き、厚さの違いなどでうまく高さが合わなかったり、
がたがたする部分にだけ砂を使う事にしました。

レンガ4

今回、敷き方や精度はあまり考えずに半分ずつずらして置きました。
置いたレンガを上や横からゴムハンマ-で軽くたたきながら合わせました。

レンガ5

置いてあるだけなので範囲を変えたり、剥がして他の場所に
移動したり後からやり直しも自由にできますがレンガ1,2コだけ
抜き取って..というのはなかなかできません。
直したいところまで端から剥がしていくことになります。

周囲がきれいに合わず何度も置き直しました。

レンガ6

隅の狭いところはなかなかうまくいきません。
レンガの向きを変えなるべくそのまま使いましたが、
大きな隙間はレンガを切って入れました。
無理をせずあまり大きくない隙間は土で埋めました。
置いただけとは言え、400枚敷き終わる頃には腰と手が疲れました。

レンガ7

高さ調節がうまくいかず少しがたがたするところもありますがだんだん砂が
詰まって落ち着きます。
レンガ8

思った以上にきれいになりました。

敷いた後で指の付け根が痛いのに気づきました。
高さが合わないレンガを抜き取ろうとしたり、置き直したり
するのに指を使ったためのようです。
またその時手袋がじゃまになり
素手でレンガをつかんだりしたため手が荒れてしまいました。
しっかり手袋する事が大切です。

小さなスペ-スから試して見るのをお勧めします。
レンガ選びも楽しいですし、自分でやってみるといろんな事がわかり
専門の方に依頼する場合にも役に立ちます。

次回は車庫にも敷いてみようと話しています。
車が載る場所はインタ-ロッキングなどのブロックレンガの方が良いようです。
歩道などに敷いてあるものですね。
強度もあり、寸法のむらもないようです。
範囲が広いので大きいサイズの方が良さそうですが
高さ調整や狭い部分などの納まりを考えると
今回と同じ10㎝x20㎝のものが良さそうです。
そうすると1500枚位は必要になります。

まずは運んでもらったレンガの保管場所から考えなければなりません。
一度、置いてもらったら敷き終わるまで移動はできません。
範囲も広いので下地や敷き方もしっかり考え、計画をたて
準備をしたほうが良さそうです。(ナ)



朝倉彫塑館
朝倉彫塑館

台東区谷中に登録有形文化財の朝倉彫塑館があります。
   外観外観

現在耐震補強と保存修復工事中で一般の観覧はお休みですが、工事の様子を見ることができる見学会がありました。
彫塑家の朝倉文夫がアトリエ兼住居として建てたもので、中庭を中心にしてその周りを建築が取り囲む構成になっています。設計から材料選びまで、朝倉文夫自身がこだわりにこだわって造られた数寄屋造りです。

 アトリエアトリエ
このアトリエは鉄筋コンクリート造ですが、壁の仕上には真綿を塗り込んで柔らかく暖かい手触りにしてあります。
文化財の修理はもとに戻すことが基本なのでとても大変な作業があります。
特にこの建物は増改築を繰り返しているので、文化財としての本質的な価値はどこにあるかを検証して、
朝倉氏自身が改修した昭和30年代の状態で復元することになりました。

旧アトリエ旧アトリエ

   和室和室
廊下天井廊下天井

それぞれ仕上を剥がした写真です。 
壁や天井の仕上は少しずつそっと剥がしていき、昔の壁が残っているところを見つけます。
この和室の壁には瑪瑙を細かく砕いたもので塗られていたそうです。
瑪瑙も、現在は機械で砕きますが、当時と同じように手で砕いた物を使って復元するということでした。
廊下の天井はコーナーが丸くなっており、ここには貝殻が塗りこめられていて、
光が当たるときらきら光ったのではないかと言われています。
床板や瓦なども剥がして下地に耐震補強をするわけですが、剥がした材料は同じ位置に戻すために番付といってすべてに番号を付け、図面に書いていきます。

 屋上庭園屋上庭園
この写真は2階のテラスから3階の屋上を見上げたところです。
今回は残念ながら屋上に上がれなかったのですが、ここは屋上庭園になっています。
朝倉文夫の作品で有名なものの一つに早稲田大学の創始者、大隈重信公の彫像がありますが、
朝倉氏は蘭の栽培でも有名で栽培方法の本も書かれています。
欄の間という赤い色付けをされた部屋もありました。
芸術家は園芸をやらなければいけない、園芸は芸術家の目を養うと常々言っていたそうです。
昭和10年にできあがった時から屋上庭園もあったそうで、ずいぶん斬新な発想だったと思います。

平成21年4月から始まった工事ですが、平成25年3月まで続きます。
池泉庭園である「五典の水庭(ごてんのすいてい)」と呼ばれる中庭もきれいに整備されるそうで、
今回の修復工事が終われば、朝倉氏が設計したままのアトリエと住宅が復元されるはずです。
まだ2年以上先ですが、できあがるのがとても楽しみです。(kei)