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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
長期優良住宅
長期優良住宅

 長期優良住宅とか200年住宅とかいう言葉をお聞きになった方も多いと思います。
最近、知り合いから‘長期優良住宅’ってなに?ということを聞かれましたので、
私自身の確認もかねて少し説明してみようと思います。

 長期優良住宅、200年住宅、超長期住宅、多世代住宅などいくつかの呼び名がありますが、基本的には同じものと考えていいようです。要するに日本の住宅は欧米に比べてあまりにも寿命が短く、数十年で壊されてしまうために資源の無駄が多いので、長期優良住宅の普及を促進することで環境負荷の低減を図りつつ、優良な住宅ストックを将来世代に継承することで、より豊かでやさしい暮らしへの転換を図ることが目的です。

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月に公布され、平成21年6月4日に施行されました。

この法律では9つの項目について性能の基準が定められています。
 
  ・劣化対策・・・数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
  ・耐震性・・・・極めてまれに発生する地震に対し、損傷のレベルの低減を図ること。
  ・維持管理・更新の容易性・・・内装・設備について、維持管理を容易に行うために必要な
                  処置が講じられていること。
  ・可変性・・・・ライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能であること。 
  ・バリアフリー性・・・将来のバリアフリー改修に対応できるようになっていること。
  ・省エネ性・・・必要な断熱性能等の省エネルギー性が確保されていること。
  ・居住環境・・・居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。
  ・住戸面積・・・良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること
  ・維持保全計画・・・定期的な点検・補修当の関する計画が策定されていること

 住宅の寿命についてよく引き合いに出されるのは‘日本の住宅の寿命は30年、これに対してアメリカは96年、イギリスは141年’という統計の数字です。しかし、日本の木造住宅が30~40年で壊されるというのは耐久性に劣るからではなく、元の家が狭くなり、より広い家に立て替えたり、構造性能や気密性、断熱性等の居住性の向上のために立て替えられることが多いようです。

 耐久性のことから言えば、文化財等の古社寺は維持管理がしっかりなされ、数百年から千年以上も長持ちしています。法隆寺の金堂、五重塔は世界最古の木造建築ですし、民家でも100年、150年経っているものがたくさんあります。つまり長持ちさせるためには維持管理が非常に重要だということです。

維持管理をやりやすくして構造躯体の劣化を防ぎ、生活の変化に対応して間取りの変更ができれば、100年200年と使い続けていかれるでしょう。
100年後、200年後を想像するのはむづかしいですが、使い方、住まい方の事例は欧米にありますし、優良な住宅に住むことは生活の質の向上にもなるでしょう。

浦和に、分譲マンションの長期優良住宅が建設されつつあります。上記の条件を満たせば価格が割高になり、そのため分譲マンションは少なかったのですが、これから少しづつふえていくことでしょう。
そのことが‘豊かでやさしい暮らしへの転換’になることを期待します。(kei)


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