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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
大きなリフォーム
大きなリフォーム

パン屋さんを営んでいた友人が店を閉めることになりました。
古くからの商店街の中ほどにあるその店は間口3間ほどの店舗で、2,3階が住まいになっています。
駅前の古い商店街ではよくあることですが、店舗部分をできるだけ広く取るために住宅の玄関はなく、店の中を通って奥に行ってから2階に上がるのが普通でした。
そのため25年前に建て替えた時も、ご主人には玄関を作る考えなどまったくなく、したがって、奥様の長年の夢は‘玄関のある家’でした。

築25年の鉄骨造3階建ての建物はメンテナンスが行き届いており、大きく修繕するところは何もありませんでした。それで1階の店舗だけを改修し、玄関を造ることになりました。

店舗部店舗  
新玄関店舗部新

上の写真は店舗を壊したところです。店舗の仕上は高級志向で床も壁も黒の御影石が貼ってありました。それを撤去するのはあまりにももったいないのでそのまま残すことにしました。
それが下の写真です。
住宅の玄関にしてはちょっと違和感があるかもしれませんが、本人達にとっては長年使い慣れた店舗のなごりとして馴染んでいます。


商店街商店街
どこにでもある駅前の商店街です。

 
 外観外観  
 外観ロールスクリーン

それがこうなりました。前面は駐車スペースです。
西日を避けるためにつけてあったロールスクリーンをそのまま残してあります。風が強い時は無理ですが、普通の日は今でも西日よけ、あるいはちょっとした目隠しの気分で壊れるまで使おうか、ということになりました。

リフォームの仕方によっては少しの予算でまったく違うイメージの空間が生まれます。
小さなリフォームの時はリフォームした部分の回りが生き生きとしてきますし、大きなリフォームだと、長年使い勝手が悪くて我慢してきたことを一気に変えることができます。
200~300万円という金額が、その時の事情で高くもあり安くもあり難しいところでしょうが、思いきってリフォームするとその後の生活が一変します。リフォームの目的を、一番気になっていた一つか2つに絞ってその部分にお金をかけることによって、その後の生活の気分を一新させることができます。

この家は商店街の中にあっても新しく造る玄関は奥まっているため、木製の建具や壁を造ることもできました。
でも、奥様にとっては友人の家などでアルミサッシの玄関引戸を見慣れていたため、木製建具のイメージが分からないということで、アルミサッシになりました。
建築基準法で細かい制約があるため、使いたくても使えないことも多々ありますが、ご本人のイメージを大切にして、どのようなものを希望されているのか明確な場合は出来上がりのイメージが分かりやすくなります。

どうぞ賢いリフォームをして生活が豊かになりますように。

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