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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
今時の住まい
高齢者と今時の住まい

今時のマンションは至れり尽くせりだとつくづく思います。
マンションというよりは設備がと言うべきかもしれません。
私も以前マンションに住んでいました。
その時も新しい設備や機能性の良さに感激したものですが、
今時の設備の進歩には驚きます。
仕事柄そういう情報はいつもチェックしているつもりですが、
カタログで知っているのと、実際に使って実感するのとでは随分違います。

‘エコ’の大合唱のもと、電気とガスが競い合っています。

オール電化にすればガスを使わなくて済むので環境に優しいですよ、とT電力が言えば、
自宅で、ガスで発電すればロスが少なくこんなに環境にいいですよとTガスが言います。

それらを聞いて私たちは何を基準に選ぶかと言えば、
‘どちらがお得?’ということになってしまいます。

高齢の方や体が不自由な方にとって、操作が簡単で安全なことが一番だと思いますが、
新しいものになかなかなじめないという問題があります。
特に高齢者は新しいものに拒否反応を示す人が少なくありません。

私の母は97歳です。とても元気で自分のことは全部自分でできます。
洗った食器を拭くことと、掃除機やモップでの床清掃は母の仕事です。
植木の水やりや玄関前の掃除もやってくれます。
そんな母ですが、ガスコンロに点火することができません。
新しいコンロで、スイッチを押すだけなのですが何故かそれができません。

トイレの電気と換気扇のスイッチにはいつも混乱しているようです。
トイレの電気を点けるとスイッチのランプが消え、
電気を消すとスイッチのランプがつきます。
トイレの換気扇は、スイッチを切ってからも暫く回り続けます。
その間、スイッチのランプは点滅をしているので、
ちゃんと切れたかどうか不安なのです。

浴室のシャワーも凄い勢いで、私たちには気持ちいいのですが、
母にとっては強すぎて嫌なようで、シャワーは使いません。
洗い桶に水をためてそれを掛けます。
私たちにとってこんなに便利なのにとか使いやすい
などということが全く通用しません。

母は、電子レンジはとても便利だといって一人の時も温めに使っていますが、
認知症になる前にしっかり使いこなせていないと
それも使えない人が多いようです。

母にとっては昔ながらの使いなれた設備機器が一番なようです。
体にしみ込んだ習慣はそう簡単には変更が効かないのですね。

何が良いとか悪いとかという問題ではなく、
どうしたら本人にとって快適な住まいになるかということを
母を見ながら考える毎日です。(kei)

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