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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
中銀カプセルタワービル
中銀カプセルタワー

北浦和公園の彫刻広場に、こんな四角いカプセルが置かれていることに
気がつかれたでしょうか?
   RIMG0013写真2

   RIMG0012写真1 
わずか10㎡のカプセルの中は、ユニットシャワー、AV機器、電話、空調などが装備され、
個人のための最小限居住空間が造られています。

内部 RIMG0008内部
   ベッドと電話やAV機器、机など

    RIMG0009内部
   ユニットシャワールーム

銀座や新橋に行ったとき、こんなビルを見かけてなんだろうと思った方も多いと思います。
このビルの四角いカプセルがひとつ、北浦和公園の一画に出現しました。

   中銀ホテル写真A

これは黒川紀章の設計による「中銀カプセルタワービル」です。
当初はユニット型の住居として計画され、分譲されたものです。
取り壊されることが決まりつつあるようですが、現在も使われていて、
保存されることを願って「中銀カプセル応援団」というのもできています。
現在は70%が事務所として使われているようです。
ドラム式の洗濯機が積み上げられているようだとも言われました。

「中銀カプセルタワービル」は世界で初めて実用化されたカプセル建築です。
1960年代、建築家の黒川紀章、菊竹清訓らによって提唱された
日本発の建築運動「メタボリズム」のシンボル的存在でした。
メタボリズムとは、生物学用語で新陳代謝を意味し、
生物が代謝を繰り返しながら成長していくように、
建築や都市も有機的に変化するようデザインされるべきだという思想です。

  
   とカプセルの側面に書かれています。

メタボリズムとは?
生物が持つ、古い細胞を新しい細胞に入れ替える働きを、
建築や都市にも取り入れようとした提案です。
具体的には、機能的に古くなった建物の一部のユニットを、
新しいユニットと順次取り替えることで
社会の成長や変化に対応しようとしました。


とも書かれていますが、築40年、実際にはこのユニットが新に付け加えられたり、
置き換えられたりしたことはないようで、今では建て替えの危機にあります。

10㎡といえば6帖一間分の大きさです。
その中にシャワールームまであるのですからやはりかなり狭いのですが、
“銀座”というステータスで投資した人が多かったようです。
住むのは難しくとも、仕事の拠点としては最高の立地ですから
ほとんどがオフィスとして使われていることもうなずけます。

中に入れないのがとっても残念です。

別所沼にあるヒアシンスハウスは約15㎡です。
1.5倍でこんなにもゆったり感じられるのは大きな窓が広い公園に向って開かれていることと、
地上にいるということが理由でしょうか。
ヒアシンスハウスヒアシンスハウス

ヒアシンスハウスに来るたびに、こんなところで一日中本を読んでいられたら幸せ…と思うのですが、
私は多分、カプセルハウスの中でもまた違った雰囲気でこもっていられるだろうなと思います。

ずいぶん条件の違う個室ですが、それぞれに限りない魅力があります。(kei)




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