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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
注文品と既製品
注文品と既製品

35年前に建てられた住宅の洗面所です。
RIMG0245a.jpg

‘造り付け’ といって大工さんが造った戸棚に洗面器をはめ込んであります。
今のような洗面化粧台はまだ種類が少なく、寸法も自由度がなかったので、
注文住宅の場合このような仕事のしかたが一般的でした。

洗面器の両側は木なので、塗装はしてあっても頻繁に水がかかるため
汚れが染みついたりカビがはえたりして黒くなってしまいました。
それでも使いやすくてとても気に入っていたのですが、
この洗面器のパッキンが劣化して水漏れするようになりました。
パッキンをとりかえればいい、と簡単に考えていましたら、
この洗面器のパッキンは一般的なものではなかったので素人には取り換えられず、
設備屋さんにお願いしたら、
なんと!「もう部品がありません。洗面器ごと交換しなければなりません」
と言われがっかりしました。

そして新しくなった洗面化粧台です。
RIMG0254a.jpg

造り付けの化粧台よりも少し小さくなったので、
廻りをキッチンパネルでふさいでもらいました。

古いものに比べ、シングルレバーになったし、水はねも気にしなくていいし、
使い勝手はいいのです。ピカピカで明るくもなりました。
でもなんだかつまらないのです。
何故だろうと考えていたのですが、既製品をただ置いただけだからじゃないかと
思いいたりました。

今までのものは汚れていたけれどそれなりに愛着があって
汚れなどあまり気にならなかったのです。
新しいものは、よほど気に入って購入したものでないとすぐには使いこなせません。
以前に比べて使い勝手の悪いところばかりがまず気になってしまいます。
注文品と既製品の違いもあると思われます。
最近は当たり前のように既製品の‘洗面化粧台’が設置されます。
そのほうが工事も早いし、製品も安定していてクレームが少ないからです。

でも今回はもうすこしゆっくり考えるべきでした。
自分で探しに行けば同じパッキンはなくとも代替え品があったかもしれません。
または同じ洗面器があれば、洗面器だけ交換することもできたかもしれません。
ちょっと体調が悪かったり、仕事が忙しいという理由で
探しに行く手間を惜しんだ結果がこういうことです。

いつもそうなのですが、「まあいいか・・・」と思ったとたんそこで仕事は終わります。
そして後で後悔するのです。
あの時もう少し頑張って探していたら…と。

皆さんも新築はもちろん、改装の時も希望することは最後まで諦めないで下さい。
職人さんはいつものやり方を変えることをいやがります。
そこで引き下がっては希望のものを手に入れることはできません。
自分で探すことをおすすめします。

業者さんには手に入れられないものでも、
個人の客だからこそ手に入るものも結構あります。
人任せにせず、あるいは素人だからと諦めず、
じっくり探すことをおすすめします。
その結果は、きっと愛着のある気に入ったものを手に入れることができるでしょう。(kei)



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