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ミウラ ケイコ
(こうだ建築設計事務所)
ワタナベ ナミ
(渡辺建築設計事務所)
共に一級建築士・福祉住環境コーデイネーター二級。
埼玉で住宅をメインに居心地の良い空間造りを目指しています。

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住環境相談室 We(ウイ)
‘暮らしの環境 住まいから’をテーマに様々な方向から住まいを考えます
耐震診断
耐震診断

先日、木造2階建住宅の耐震診断をしてきました。
私達の行う耐震診断は‘一般診断’と言って、建物の劣化の状況を目で視て確認し、壁の配置や強度によって耐震性を判断するものです。
 外回りは基礎や外壁、雨樋、軒裏、破風(軒先)、屋根、バルコニーなど、細かく確認していきます。家の中では壁の亀裂、かび、床が傾いていないかなど。また、小屋裏や床下にもぐると壁に筋交いが入っているかどうかが分かります。土台の腐朽やシロアリの被害の有無も大事な要素です。

これは小屋裏です。どんな金物が使われているか,雨漏りなどのシミがないかなどを確認します。
DCP_1785.jpg

 これは床下の写真です。よく乾燥していてとても良い状態でした。
DCP_1797.jpg

 軒先の写真ですが破風が落ちています。軒裏もはがれています。これは耐力低減の要素です。
RIMG0001.jpg

そんなふうに劣化状況を調査して、壁の配置や仕上げによる壁の強度をみます。
そんなこんなを耐震診断のソフトに入力していくと耐震性がどの程度あるかが数字で示されます。評点1.00を基準に、それ以上なら‘一応倒壊しない’ それ以下なら ‘倒壊する可能性がある’ということになります。
 昭和56年に構造基準が大きく変わり、それ以前に建てられた建物はほとんど1.00以下になってしまいます。評点0.7以下だと‘倒壊する危険性が高い’と判断されます。
 その評点をみて、どこをどう補強したら良いかを考え、参考案を提案して診断員の仕事は終わります。ここまでが、さいたま市が無料で派遣している耐震診断員の仕事です。

この後、実際に耐震補強をすることになれば、新たに補強設計を設計事務所に依頼して、よくよく考えて補強されることをお勧めします。補強設計は有料ですが、その内容によって補助金や減税などの制度があります。それらを上手に使って安心・安全なお住まいにして下さい。

住宅の耐震診断をするということは全ての部屋に入る、ということです。
居室はもちろん台所もトイレも浴室も納戸も、です。つまり隠し場所がありません。玄関やリビングに散らかっているものをとりあえず納戸に押し込んで、ということができません。
天井裏へ入るのは普通天袋からなので、押し入れや天袋まで拝見することになります。
床下へは床下収納や掘りごたつをはずしたり、あるいは畳をあげて下地の板をはずしたりします。
住人の方は結構大変な思いをされていると思いますが、診断員も秘匿の義務がありますから、業務上知り得た情報を他人に話すようなことはありません。

ご自宅が昭和56年以前に建てられたものなら、思い切って耐震診断をしてみましょう。(kei)

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